« バレンタインデー | トップページ | 春と音楽 »

2013年2月18日 (月)

夜明け前

釣りの翌日、仕事に行く。

頭がぼーっとしている。
仕事は何とか出来るけど、
呆けたような感じ。

和歌山は地磯の聖地。
その中のシークレット磯に連れていって貰ったのだ。

川を越えて
夜明け前の真っ暗な中
海上の切り立った磯、足元が滑る中、
スカスカのハシゴを渡り、
周りを海に囲まれた岩の島にて釣りをする。

夜が明けて暴風に凍えながらみる景色は
まさに聖地だった。

暴風と不眠の釣りに疲れ果てて、
ちょっとした小岩の影でまるまって、
風をしのぎながら、
横たわって2時間ほど眠った。

僕はちっぽけで
風と冬に負けそうになりながら、
かろうじて生きているのを感じた。

車に戻ったとき、
風を受けないことが
幸せだと思った。

昨日見たテレビのカッコよさげな男が、
自然を感じるために植物園に行くと言っていた。

それは温室という人間の管理した空間であって、
自然ではない。

植物の造型と匂いを感じに行くのなら、
わかるけど。

僕が知っている釣り人は
自然なんて言葉を口にしない。

自然の中にいたら、
自分自身も自然の中にいて、
魚を釣るために生きているから。

大阪の淀川で
この冬はカモたちが毎日沢山いる。

潜った先に群れる魚を食べて暮らしている。

以前、ブログに書いた淀川沿いの遊牧民は
花火大会を境に姿を消した。

街の中に自然があるのではなく
街もまた自然の一部なのだ。

思い上がってはいけないと思った。

|

« バレンタインデー | トップページ | 春と音楽 »

日々のアレコレ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夜明け前:

« バレンタインデー | トップページ | 春と音楽 »